head_animal.jpg

鳩(ハト Pigeon) 一覧

三嶋田神社

久美浜町金谷の三嶋田神社は広い境内を持つ神社です。
覆屋で守られた本殿には、豪華な彫刻がぎゅっと凝縮されています。
鷹・鳩・獅子・鉄拐仙人などが彫られています。
鉄拐仙人は隋の仙人で、八仙の一人。
これらを彫ったのは中井権次正貞という方。

真ん中には「波に龍」。
三嶋田神社の写真


鷹。
三嶋田神社の写真


鳩と松。
三嶋田神社の写真


獅子噛。
三嶋田神社の写真
(彫刻の写真は「寺社の装飾彫刻」より)

三嶋田神社

所在地京都府京丹後市久美浜町金谷今ゴ田791
料金境内自由
時間日中随時

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)

八幡市の石清水八幡宮
石清水八幡宮の写真

国宝の社殿は徳川家光が造営したもので、その周りには様々な動物の彫刻があります。
石清水八幡宮の写真

まず楼門の正面には鮮やかな龍虎の対決の欄間彫刻。
徳川家康(虎年)、徳川家光(辰年)ということで、このふたつが選ばれているそうです。
その下には白い鳩が向かい合っています。鳩は八幡さんのお使いです。
右の鳩は口を開けていて、あうんの鳩になっています。
石清水八幡宮の写真

さらに、左甚五郎作と伝わる「目貫きの猿」や、「かまきり」「リスと葡萄」「天人(てんじん)」など他にはあまりない彫刻もあります。
リスと葡萄。
石清水八幡宮の写真

孔雀と松と牡丹。
石清水八幡宮の写真

鯉。
石清水八幡宮の写真

龍の木鼻。
石清水八幡宮の写真

カマキリ!
石清水八幡宮の写真

鴛鴦。
石清水八幡宮の写真


この動物は水犀かな。 背中に甲羅、一本ツノで、鹿似の霊獣。水難を防いでくれるそうです。
石清水八幡宮の写真

外からは見えませんが、織田信長が寄進したという「黄金の雨樋」も見所のひとつです。


かわいい鳩みくじも人気上昇中。
(写真の一部は「寺社の装飾彫刻」より)

石清水八幡宮

所在地京都府八幡市八幡高坊30
料金境内自由
時間5:30~18:30 季節により変動します
アクセス男山ケーブル「男山山上駅」下車 徒歩5分

知井八幡神社(ちいはちまんじんじゃ)


美山 知井八幡神社

八幡神社や八幡宮の神様のお使いはハト。美山かやぶきの里の氏神さまである知井八幡神社の本殿にも鳩が彫られています。
とまっているような自然なかんじなので、見過ごしてしまうかもしれません。
美山 知井八幡神社

木鼻も精巧ですし、鳩のほかにも多様な彫刻が施されていて、京都府指定文化財となっています。 本殿は1767年に建てられたもの。
美山 知井八幡神社

知井八幡神社(知井八幡宮)は713年創建。
8つの頭の大鹿の伝説で知られています。

狛犬もちょっと味があるよ。
美山 知井八幡神社


知井八幡神社

所在地京都府南丹市美山町北宮ノ本31-1
料金境内自由
時間日中随時
亀岡の紅葉の名所、鍬山神社
鍬山神社

鍬山神社

鍬山神社の本殿鍬山宮と境内社の八幡宮が並んでいます。
どちらも立派な建物です。
鍬山神社

本殿には祭神大己貴神(大国主命)にちなんで兎が、八幡宮にはお使いの鳩のマークがついています。
鍬山神社

ちょうちんにも兎と鳩が描かれています。
鍬山神社

鍬山神社

絵馬も兎。
鍬山神社

鍬山神社

所在地亀岡市上矢田町上垣内22
料金境内自由
時間6:00〜17:00
アクセスコミュニティバス「鍬山神社前」下車、徒歩10分
京都縦貫道亀岡ICから約10分
源義経ゆかりの首途八幡宮の手水舎には鳩がとまっています。
首途八幡宮の鳩
パッと見では本物かと思うほど、作りもサイズもハトです。
首途八幡宮の鳩
祇園祭の山鉾にはたくさんの動物の彫刻や動物の絵や織物があります。
さすがは「動く美術館」、動物尽くしといってもよいほどで、昼間にじっくり見て歩くと楽しいです。さながら「動く動物園」。
とてもすべては掲載しきれませんが、いくつかご紹介します。

月鉾

祇園祭の山鉾のなかでももっとも美術的価値が高いといわれる月鉾。
たった一部分を切り取っただけでも、たくさんの動物の彫刻を見ることができます。
屋根にカラス(八咫烏)がいて、破風には「波に兎」、その下には金色の馬とたくさんの貝が彫られています。
波に兎は有名な左甚五郎の作と伝わっています。
祇園祭の月鉾の動物の写真
写真の右上に見える飾金具にもウニや巻貝、二枚貝などがたくさん。大錺屋勘右衛門の作。
反対側の兎はふりむいていて、その下は馬ではなく亀。ウサギとカメ。
祇園祭の月鉾の動物の写真

見送にはたくさんの種類の鳥。その上には龍や麒麟。
祇園祭の月鉾の動物の写真


長刀鉾

どの年でも必ず巡行の先頭を行く長刀鉾。サイドに見えるのは麒麟と虎と獅子。
祇園祭の長刀鉾の写真

屋根の上には鯱が飾られています。
お城のシャチホコは向かい合いますが、長刀鉾では逆向きです。
祇園祭の長刀鉾の鯱の写真
祇園祭の長刀鉾の写真
見送裾房金具には蝶やセミがデザインされていたり、天井には鶴や孔雀などの鳥、胴掛けには獅子など動物がたくさんです。

船鉾

珍しい船型の船鉾。
船首には鷁(げき)と呼ばれる瑞鳥。
祇園祭の船鉾の写真
その下には龍。「金地雲龍文厚肉入刺繍」。正面にも真向きの龍が。
祇園祭の船鉾の写真

大舵には飛龍(翼を持った龍)。まわりにも金の飛龍の彫刻がたくさん。屋根の上にもシャチホコのように飛龍がついています。
祇園祭の船鉾の写真

麒麟もいます。
祇園祭の船鉾の写真


鶏鉾

鶏鉾のお稚児さん人形のかぶっている冠の真ん中には雄鶏が乗っかっています。
お稚児さんの上にかかっている天水引の絵は麒麟。
下水引は「春秋蝶図」で、たくさんの蝶々が飛んでいます。
祇園祭の鶏鉾の写真


函谷鉾

函谷鉾の下水引は「群鶏図」。たくさんのニワトリがぎゅうぎゅう詰めに織り出されています。天井軒裏にもニワトリが描かれています。
胴掛にはかわいらしい虎や獅子。
大きな金具は蝶々。
祇園祭の函谷鉾の写真

「エジプト天空図」見送の裾金具はしっかりエジプト調。スカラベや鷲。

放下鉾

逆さミッキーマークの放下鉾。破風正面には3羽の鶴。
見送はバグダードを飛ぶ二羽の白いフクロウ。
祇園祭の放下鉾の写真


菊水鉾

菊水鉾の胴掛や前懸見送にはキリン・龍・鶴・孔雀など動物尽くし。
麒麟ではなくてキリン。けっこう悪い目付きをしています。
祇園祭の菊水鉾の写真

唐破風屋根の内側には金の鳳凰。
祇園祭の菊水鉾の写真

龍の前懸。
祇園祭の菊水鉾の写真

孔雀の見送。
祇園祭の菊水鉾の写真

鯉の見送。
祇園祭の菊水鉾の写真


岩戸山

ひさしの裏側にはセキレイが描かれています。その下には龍あるいはヤマタノオロチ!
祇園祭の岩戸山の写真

祇園祭の岩戸山の写真


木賊山

大切な我が子をさらわれて独りトクサを刈る翁が、木賊山のご神体となっています。
水引には鳳凰が見えます。
祇園祭の木賊山の写真
木賊山の角房掛金具は木賊の唐団扇で、真ん中に銀色の兎ちゃんがついています。
欄縁金具は、金色の雲のあいだを黒い蝙蝠が飛ぶというセンスあふれるデザインです。

蟷螂山

蟷螂山はカマキリの山。まわりには龍や鴛鴦も。
祇園祭の蟷螂山の写真


鯉山

鯉山には大きな木彫りの鯉。この鯉は1.5mもあり、左甚五郎の作といわれています。
祇園祭の鯉山の写真


八幡山

八幡山の赤い鳥居の上にはつがいの鳩。
祇園祭の八幡山の写真


芦刈山

アヤメの胴掛が美しい芦刈山。欄縁には連なる雁の錺金具。
祇園祭の芦刈山の写真
見送は端正な三羽の鶴。前懸はライオンです。
祇園祭の芦刈山の写真


孟宗山

孟宗山はラクダの胴掛が見事。「砂漠らくだ行(月)」。反対側は「砂漠らくだ行(日)」。
欄縁には彫金群鳥図があります。
祇園祭の孟宗山の写真


(追加します)
三宅八幡の鳩
三宅八幡神社には狛鳩があります。
鳩は八幡神のお使いです。

推古天皇の時代、小野妹子が遣隋使として中国へ行く途中、九州で病気になったので、今の大分県にある宇佐八幡宮に参詣したところ治りました。
妹子が帰国後、宇佐八幡を勧請して創建したのが三宅八幡神社であると伝えられています。
三宅八幡の鳩

三宅八幡は「虫八幡」とも呼ばれ、こどもの疳の虫除けの参詣者でにぎわいます。
三宅八幡の鳩
灯籠にも鳩がいっぱい。

近年は鳩に混じって猫も置かれています。
三宅八幡の鳩


三宅八幡神社(三宅八幡宮)

所在地京都市左京区上高野三宅町22
料金境内自由
アクセス叡山電鉄鞍馬線「八幡前」下車、東へ徒歩約2分

このページの上部へ

カテゴリ

最近のピクチャ

サイト内検索